【延期後】第3回公認心理師試験の概要

第3回公認心理師試験の延期後の日程等が公表されました。

第3回公認心理師試験が2020年6月21日(日)に実施されることが公示されましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されることになりました。

2020年7月22日に延期後の第3回公認心理師試験について公表されました。インターネット官報と試験機関である日本心理研修センターの情報を参考にして、延期後の第3回公認心理師試験の試験日、試験地、合格発表日などをお伝えします。

※延期後の変更になった箇所は見出しに「(延期後)」とつけてあります。

第3回公認心理師試験(延期後)

公認心理師試験は年1回以上行われることになっており、第1回試験は2018年9月9日に実施されました。

第3回試験については、2019年12月23日(月)に公示された官報で公表され、2020年6月21日(日)に実施される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により延期となりました。

2020年7月22日(水)に公示された官報で、延期後の試験日程等について公表されました。

試験日(延期後)

2020年12月20日(日)

試験時間(延期後)

午前
10:00~12:00(120分)
弱視等受験者(1.3倍):10:00~12:40(160分)
点字等受験者(1.5倍):10:00~13:00(180分)

午後
13:30~15:30(120分)
弱視等受験者(1.3倍):14:00~16:40(160分)
点字等受験者(1.5倍):14:00~17:00(180分)

試験範囲

公認心理師として具有すべき知識及び技能

第3回公認心理師試験の出題基準・ブループリントが公表されています。

公認心理師試験出題基準 令和元年版(PDFファイル)

試験地

  • 北海道
  • 宮城県
  • 東京都
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 岡山県
  • 福岡県

試験の方法

  1. 筆記(障害のある人は申請することで、点字問題・拡大文字問題。チェック式による解答用紙等による試験、時間延長等の必要な配慮を受けられる)
  2. 出題形式は五肢または四肢択一を基本とする多肢選択形式

受験資格

  1. 学部・大学院で公認心理師になるために必要な科目を修めて大学院を修了した者(Aルート)
  2. 学部で公認心理師になるために必要な科目を修めて卒業し、認定施設で2年以上の実務に従事した者(Bルート)
  3. 文部科学大臣・厚生労働大臣が1、2と同等の知識・技法を有すると認定した者(Cルート)
  4. 2017年9月15日より前に大学院で公認心理師になるために必要な科目を修めて修了した者(D1ルート)
  5. 2017年9月15日より前に大学院に入学し、2017年9月15日以降に公認心理師になるために必要な科目を修めて修了した者(D2ルート)
  6. 2017年9月15日より前に学部に入学して公認心理師になるために必要な科目を修めて卒業し、2017年9月15日以降に大学院で公認心理師になるために必要な科目を修めて修了した者(Eルート)
  7. 2017年9月15日より前に学部に入学して公認心理師になるための科目を修め、認定施設で2年以上の実務に従事した者(Fルート)
  8. 2017年9月15日時点で現任者であり、公認心理師現任者講習会を受講し、実務を5年以上行った者(Gルート)

受験資格については「公認心理師になるには? 資格取得までのルートを解説!」に書いてあります。

受験に関する書類等の受付期間、提出先、提出方法

受付期間:2020年3月9日(月)~4月8日(水)

提出先:日本心理研修センターが指定する提出先

提出方法:簡易書留郵便(2020年4月8日(水)消印有効)

受験票交付:2020年5月29日(金)投函

※延期後の受験申込はできません。

受験手数料

28,700円

合格発表(延期後)

合格発表日:2021年2月12日(金)午後

発表方法

  • 日本心理研修センターに合格者の受験番号を掲示
  • 日本心理研修センターのホームページ上に合格者の受験番号を掲載
  • 2021年2月12日(金)に公認心理師試験合格証明書を投函

受験票交付(延期後)

2020年11月27日(金)投函(郵送)

※2020年12月2日(水)までに受験票が届かない場合は、日本心理研修センターにメールで問い合わせてください。

受験申請書記載事項変更届(延期後)

受験申請書記載事項証明書による受験票への変更の反映期限は2020年10月30日(金)到着分までに変更になっています。

また、結果通知への変更の反映期限は2021年1月15日(金)到着までとなっています。

その他(延期後)

第3回公認心理師試験が延期になった関係で、受験上の配慮に関する特例措置が講じられます。

配慮申請書類を提出済みの場合は、申請内容の変更の有無を確認するための書類が発送されます。2020年8月中旬頃発送予定となっています。

2020年4月9日以降、新たに申請理由が発生した場合は、配慮申請を行うことが可能となっています(妊産婦を含む)。ただし、2020年4月8日までに申請理由が存在し、同日までに申請を行っていなかった場合は、新たに申請することはできません。

必要書類を日本心理研修センターのホームページからダウンロードし、郵送にて申請を行います。

配慮申請書類受付期間:2020年7月22日(水)~9月15日(火)(消印有効)

受験の手引

受験の手引は2020年1月15日(水)から請求が開始されています。

試験について(日本心理研修センター)

「受験の手引」の請求方法

第2回試験では、受験の手引を請求する方法は下記の3通りありました。第3回試験での請求方法は、わかり次第掲載します。

  • インターネット申込みによる請求
  • 郵送による請求
  • 直接受取

インターネット申込みによる請求

インターネット申込みではクレジット決済、コンビニ決済が選択できます。コンビニ決済の場合は、入金確認後の発送となります。

発送は2020年1月下旬・末以降です。

インターネット申込みをする場合、日本心理研修センターのサイトにある「試験について」の「6受験申込手続(「受験の手引」請求方法)のリンクから請求してください。

クレジット決済、コンビニ決済ともに、メールが2通届いて申し込み完了となります。

1部配送手数料は700円です。

受取期間
2020年1月15日(月)~3月27日(金)

郵送による請求

郵送による請求の申込期間は2020年1月20日(月)以降となっています。

必要なものとポイントは次の通りです。

  • 返信用封筒
  • 請求用紙
  • 簡易書留で郵送

返信用封筒(角2(縦33cm×横24cm、A4版の手引が折らずに入るもの)に、住所氏名を記入し、250円切手を貼付してください。手引1部につき、返信用封筒が1つ必要になります(2部請求する場合は、返信用封筒が2つ必要)。

請求用紙には、請求者の連絡先(住所、氏名、日中に連絡のつく電話番号)を明記してください。

返信用封筒と請求用紙を簡易書留で日本心理研修センターに郵送することで、「受験の手引」を請求することができます。

インターネット以外の請求方法(日本心理研修センター)

受取期間
2020年1月20日(月)~

直接受取

日本心理研修センター所在地10階エレベーター前に「受験の手引」一式が設置されます。受け取れるのは1人1部となっています。

受取期間
2020年1月27日(月)~4月8日(金)、平日10:00~17:00

まとめ

  • 試験日:2020年12月20日(日)
  • 合格発表:2021年2月12日(金)
  • 受験申込期間:2020年3月9日(月)~4月8日(水)
  • 受験料:28,700円
  • 試験地:北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県
  • 「受験の手引」請求期間:2020年1月15日(月)~3月27日(金)(インターネット請求の場合)

公認心理師試験について(日本心理研修センター)

第3回公認心理師試験の延期について

2020年4月14日、第3回公認心理師試験の延期が公表されました。概要は以下の通りです。

試験延期の概要
  1. 全試験地(北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県)で試験実施を延期
  2. 試験日程は現時点で未定(今年中に実施予定)
  3. 現時点では実施予定だが、今後の新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて判断
  4. 試験日は決定次第、官報、日本心理研修センターのホームページで知らせる

新型コロナウイルス感染症拡大防止を受けた第3回公認心理師試験の延期について(日本心理研修センター)

新型コロナウイルス感染症拡大防止を受けた第3回公認心理師試験の延期について(厚生労働省)

延期後の試験について

第3回公認心理師試験の延期については日本心理研修センターがQ&Aを出しています。

第3回公認心理師試験延期についてのQ&A(PDFファイル)

この中からいくつかピックアップして、延期後の試験について教えらせします。

延期後の試験について
  • 2020年4月8日(水)(消印有効)までに受験申込をして、受験資格があると判断された方は、延期後の試験を受験できる。
  • 受験申込の不備で連絡が来ている場合、提出締切日は延期。日本心理研修センターの業務再開後にホームページに掲載。
  • 受験申込期間の延長はなし。
  • 受験票の送付については、延期後の試験日決定後、官報、日本心理研修センターのホームページに掲載。
  • 配慮申請の結果は、延期後の試験日確定後、改めて個々に連絡。
  • 延期後の試験日に都合がつかない場合の救済措置は現時点で予定してない。
  • 延期後の試験を受験できない場合の受験料返還は現時点で未定。決定したらホームページで案内する。

厚生労働省・日本心理研修センターのホームページ等で、公式な情報を必ず確認してください。

延期前の第3回公認心理師試験の日程等(参考情報)

公認心理師試験は年1回以上行われることになっており、第1回試験は2018年9月9日に実施されました。

第3回試験については、2019年12月23日(月)に公示された官報で公表されています。

試験日(延期前)

2020年6月21日(日)

試験時間(延期前)

午前
10:00~12:00(120分)
弱視等受験者(1.3倍):10:00~12:40(160分)
点字等受験者(1.5倍):10:00~13:00(180分)

午後
13:30~15:30(120分)
弱視等受験者(1.3倍):13:50~16:30(160分)
点字等受験者(1.5倍):15:50~16:50(180分)

合格発表(延期前)

合格発表日:2020年7月31日(金)午後

発表方法

  • 日本心理研修センターに合格者の受験番号を掲示
  • 日本心理研修センターのホームページ上に合格者の受験番号を掲載
  • 2020年7月31日(金)に公認心理師試験合格証明書を投函

その他(延期前)

  • 試験の詳細は「受験の手引」を参照
  • 配慮を希望する場合は、受験申込書類とは別に2020年3月9日(月)~4月8日(水)までの間に申請書類を提出(消印有効)

公認心理師国家試験の試験対策