第1回公認心理師国家試験の合格発表!

2018年11月30日、第1回公認心理師国家試験の合格発表がありました。

第1回公認心理師国家試験は、1回目にして平成最後の公認心理師国家試験でした。この試験で合格した人だけが、平成という時代に公認心理師になることができます。

Twitterでは受験票がなかったりして、郵送を待つという人もいるようですが、受験番号がわかればネット上で合否を確認することができます。

多くの人が様々な思いを抱えながらこの日を迎え、いろいろな反応をしていると思います。試験なので残念ながら不合格という人もいます。今日合格発表を迎えるはずだったのに、追加試験になった人もいます。

9月9日受験組は、今日で一区切りついたと言えます。ここから、進んでいきましょう。

では、第1回公認心理師国家試験とその合格発表について見ていきたいと思います。

第1回公認心理師国家試験

いろいろな意見がある中、公認心理師法が成立し、その法律に基づいて第1回公認心理師国家試験が実施されました。

第1回公認心理師国家試験は2018年9月9日に行われました。

しかし、北海道胆振東部地震の影響で北海道会場での試験が延期となり、追加試験が2018年12月16日に行われました。

第1回公認心理師国家試験では、現任者講習会や受験資格などでいろいろとありました。ストレスフルな1年間という感じだった人も少なくないかもしれません。

第1回公認心理師国家試験の合格発表

第1回公認心理師国家試験の合格発表は2018年11月30日の14時に行われました。その時間に確認した人や、仕事が終わってから確認した人、郵送物を待つ人など、いろいろな人がいると思います。

どれくらいの人が受け、どれくらいの人が受かったのでしょうか?

日本心理研修センターによる第1回公認心理師国家試験の合格発表については、「【平成30年11月30日14時】第1回公認心理師試験(平成30年9月9日実施分)合格発表」から確認できます。

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第1回公認心理師試験の追加試験の合格発表については、「第1回公認心理師国家試験追回試験の合格発表!」に書いてあります。

受験者数

35,020人

合格者数

27,876人

合格率

79.6%

第1回公認心理師国家試験全体について

2018年9月9日に行われた試験と2018年12月16日行われた追加試験を合計した受験者数、合格者数、合格率は次の通りです。

総受験者数

36,103人

総合格者数

28,574人

合格率

79.1%

第1回公認心理師国家試験(9/9実施)の合格基準と正答

合格基準については、日本心理研修センターから「第1回公認心理師試験(平成30年9月9日実施分)の合格基準及び正答について(PDFファイル)」が公表されています。

合格基準は次の条件を満たした者です。

総得点230点に対し、得点138点以上の者(総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正した。配点は一般問題が1問1点、事例問題が1問3点である。)
ただし、参考資料のとおり、問20と問58の2問については、複数の選択肢を正解として採点する。

第1回公認心理師試験(平成30年9月9日実施分)の合格基準及び正答について

問題の難易度で補正されているということですが、230点中138点以上で合格ということです。

合格基準と合わせて正答も公開されています。正答の根拠は示されませんでしたが、気になる問題の正答を確認することはできます。

試験問題の取扱いの訂正について

2018年9月9日(日)に実施された第1回公認心理師国家試験には、取り扱いが訂正された試験問題があります。

2019年4月4日(木)時点で3問です。

2018年11月30日公表分

2018年11月30日の合格発表と同時に公表された取扱いが訂正された試験問題は以下の2問です。

問20;対象喪失に関する問題
  • 取扱い:選択肢3又は4を複数正解とする
  • 理由:正しいものを問う問題として、複数の選択肢が正解と考えられるため
問58;精神保健福祉法に基づく処遇に関する問題
  • 取扱い:選択肢2と3、2と5、3と5を複数正解とする
  • 理由:正しいものを問う問題として、複数の選択肢が正解と考えられるため

この2問に関しては、合格発表時点で訂正済みのため、公認心理師試験結果通知書等には訂正後の情報が書かれています。

2019年4月4日公表分

2019年4月4日(水)に以下の1問の訂正が公表されました。

問131;認知症に関する問題
  • 取扱い:正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外する
  • 理由:選択肢が不明確であるため

問131が不正解で採点対象から除外された受験者の合格基準が訂正されています。ただし、合否による合格者の変更はありません。

問題の一部を採点対象から除外された受験者にあっては、総得点229点に対し、特定138点以上の者。

第1回公認心理師試験(平成30年9月9日実施分)に係る試験問題の取扱いの訂正とお詫び

日本心理研修センターによる合格発表(第1回試験)

日本心理研修センターでは、第1回公認心理師国家試験の合格発表を日本心理研修センターでの掲示と、ホームページ掲載という2通りで行うということです。

掲示について

掲示場所は、日本心理研修センター前の10Fエレベーターホールだそうです。どんなところかわかりませんが、エレベーターで10階に上がればわかると思われます。

〇掲示期間
2018年(平成30年)11月30日(金)午後2時~午後5時
2018年(平成30年)12月3日(月)~7日(金)午前10時~午後5時

〇掲示場所
日本心理研修センター前の10Fエレベーターホール

〇掲示期間
2018年(平成30年)11月30日(金)午後2時~午後5時
2018年(平成30年)12月3日(月)~7日(金)午前10時~午後5時

ホームページ掲載について

こちらも掲示と同じく、2018年(平成30年)11月30日(金)午後2時~となっています。掲載終了については書かれていないので、しばらくは掲載が続くと思われます。

多くの人がホームページで合否を確認すると思うので、サーバーダウンの可能性もあります。

〇掲載開始
2018年(平成30年)11月30日(金)午後2時~

厚生労働省での合格発表(第1回試験)

厚生労働省での合格発表については、「資格・試験情報」(※)に書かれています。

「資格・試験情報」のページの一番下に、公認心理師試験について書かれています。9月9日の試験と追加試験の両方があります。9月9日の試験については、「※厚生労働省合格発表会場」(※)というリンクが付けられています。

※現在は次回試験の情報に変更されています。

それによると、合格発表の会場は、厚生労働省の低層棟講堂(2F)となっています。中央合同庁舎第5号館を通って行くそうです。なかなか入る機会がないので、行けるなら行ってみるのも楽しいかもしれません。

こちらも注意書きとして、「厚生労働本省における合格発表については、合格発表日の午後2時から低層棟講堂(2F)で行います。それより前に来省しても会場に入ることはできませんのでご注意ください。」と書かれています。

さらに、セキュリティの都合上、顔写真入りの身分証明書が必要となるので、厚生労働省に合格発表を見に行く予定の人は、忘れないようにしましょう。

〇掲示場所
厚生労働省低層棟講堂(2F)

〇掲示時間
2018年(平成30年)11月30日(金)午後2時~

〇必要なもの
顔写真入りの身分証明書

合格発表後の流れ

第1回公認心理師国家試験の結果は、すべての受験者に郵送されるようです。結果は簡易書留で送られます。

合格者には「公認心理師試験合格証書」、「公認心理師試験結果通知書」、登録申請書類等が郵送されます。

不合格者には、「公認心理師試験結果通知書」だけが郵送されます。

合格者は、登録申請書類等に従って登録をすることになります。登録されて公認心理師になれるということです。

もし2018年12月4日(火)を経過しても結果が届かない場合のみ、日本心理研修センターに問い合わせてくださいということです。受験票のときと同じようにメールでの問い合わせとなっています。

結果通知書投函から受け取りまでの流れ(PDFファイル):日本心理研修センター

登録には登録免許税15,000円と登録手数料7,200円が必要だそうです。合計で22,200円ですが、資格を得られると思えば負担感は多少軽減されるかもしれません。

公認心理師資格の登録については「【公認心理師】資格の登録手続きってどうなっているの?」に書いてあります。


【平成30年11月30日14時】第1回公認心理師試験(平成30年9月9日実施分)合格発表

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