第2回公認心理師国家試験の合格発表

2019年9月13日(金)、第2回公認心理師国家試験の合格発表がありました。

第2回公認心理師国家試験

第2回公認心理師国家試験は2019年(令和元年)8月4日(日)に行われました。

試験は第1回と同様、五肢または四肢択一を基本とする多肢選択形式となっていました。また、移行措置の期間であるため、実務経験のみの受験も可能でした。

第2回公認心理師国家試験の合格発表

第1回公認心理師国家試験の合格発表は2019年9月13日の14時に行われました。その時間に確認した人や、仕事が終わってから確認した人、郵送物を待つ人など、いろいろな人がいると思います。

どれくらいの人が受け、どれくらいの人が受かったのでしょうか?

日本心理研修センターによる第1回公認心理師国家試験の合格発表については、「【令和元年9月13日14時】第2回公認心理師試験(令和元年8月4日実施)合格発表」から確認できます。

受験者数

16,949人

合格者数

7,864人

合格率

46.4%

第2回公認心理師国家試験の合格基準と正答

合格基準については、日本心理研修センターから「第2回公認心理師試験(令和元年8月4日実施)の合格基準及び正答について(PDFファイル)」が公表されています。

合格基準は次の条件を満たした者です。

総得点230点に対し、得点138点以上の者(総得点の60%以上を基準とする。配点は一般問題が1問1点、事例問題が1問3点である。)
ただし、参考資料のとおり、問題の一部を採点対象から除外された受験者にあっては総得点の60%以上の者。

第2回公認心理師試験(平成30年9月9日実施分)の合格基準及び正答について

問題の難易度で補正されているということですが、230点中138点以上で合格ということです。

合格基準と合わせて正答も公開されています。正答の根拠は示されませんでしたが、気になる問題の正答を確認することはできます。

試験問題の取扱いの訂正について

2019年8月4日(日)に実施された第2回公認心理師国家試験には、取り扱いが訂正された試験問題があります。

2019年9月13日(金)時点で2問です。

2019年9月13日公表分

2019年9月13日の合格発表と同時に公表された取扱いが訂正された試験問題は以下の2問です。

問20;児童虐待による死亡事例に関する問題

  • 取扱い:正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外
  • 理由:選択肢が不明確であるため

問28;DSM-5の反社会性パーソナリティ障害に関する問題

  • 取扱い:正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外
  • 理由:選択肢が不明確であるため

この2問に関しては、合格発表時点で訂正済みのため、公認心理師試験結果通知書等には訂正後の情報が書かれています。

日本心理研修センターによる合格発表(第1回試験)

日本心理研修センターでは、第1回公認心理師国家試験の合格発表を日本心理研修センターでの掲示と、ホームページ掲載という2通りで行うということです。

掲示について

掲示場所については、「第2回公認心理師試験(令和元年8月4日実施)の合格発表日時について」には、「ビル1階正面玄関付近に案内板を掲示」と書かれています。実際の場所については案内板をご確認ください。

〇掲示期間
2019年(令和元年)9月13日(金)午後2時~午後5時

〇掲示場所
ビル1階正面玄関付近に案内板を掲示

ホームページ掲載について

こちらも掲示と同じく、2019年(令和元年)9月13日(金)午後2時~となっています。掲載終了については書かれていないので、しばらくは掲載が続くと思われます。

多くの人がホームページで合否を確認すると思うので、サーバーダウンの可能性もあります。

〇掲載開始
2019年(令和元年)9月13日(金)午後2時~

厚生労働省での合格発表(第1回試験)

厚生労働省での合格発表については、「厚生労働省 合格発表会場(公認心理師)」に書かれています。

それによると、合格発表の会場は、中央合同庁舎2階講堂(案内図では「低層棟講堂(2F)」となっています。中央合同庁舎第5号館を通って行くそうです。なかなか入る機会がないので、行けるなら行ってみるのも楽しいかもしれません。

セキュリティの都合上、顔写真入りの身分証明書が必要となるので、厚生労働省に合格発表を見に行く予定の人は、忘れないようにしましょう。

〇掲示場所
中央合同庁舎2階講堂

〇掲示時間
2019年(令和元年)9月13日(金)午後2時~午後4時

〇必要なもの
顔写真入りの身分証明書

合格発表後の流れ

第2回公認心理師国家試験の結果通知は2019年(令和元年)9月13日(金)に投函されます。第1回試験と同様であれば、簡易書留ですべての受験者に郵送されます。

合格者には「公認心理師試験合格証書」、「公認心理師試験結果通知書」、登録申請書類等が郵送されます。

不合格者には、「公認心理師試験結果通知書」だけが郵送されます。

合格者は、登録申請書類等に従って登録をすることになります。登録されて公認心理師になれるということです。

もし2019年9月18日(水)を経過しても結果が届かない場合のみ、日本心理研修センターに問い合わせてくださいということです。受験票のときと同じようにメールでの問い合わせとなっています。

結果通知書投函から受け取りまでの流れ(PDFファイル):日本心理研修センター

登録には登録免許税15,000円と登録手数料7,200円が必要だそうです。合計で22,200円ですが、資格を得られると思えば負担感は多少軽減されるかもしれません。

公認心理師資格の登録については「【公認心理師】資格の登録手続きってどうなっているの?」に書いてあります。