公認心理師国家試験の心理学分野の勉強には、心理学検定が活用できます。心理学検定にはA領域とB領域があり、全領域を見ると公認心理師試験の心理学分野と重なっていることがわかります。
『心理学検定一問一答問題集』はA領域編とB領域編に分かれていて、それぞれ239ページずつあります。
それでは、『心理学検定一問一答問題集』について見ていきましょう。
心理学検定一問一答問題集の目次
『心理学検定一問一答問題集A領域編』の目次は次のようになっています。
1.原理・研究法・歴史
『心理学検定一問一答問題集A領域編』
2.学習・認知・知覚
3.発達・教育
4.社会・感情・性格
5.臨床・障害
『心理学検定一問一答問題集B領域編』の目次は次のようになっています。
6.神経・生理
『心理学検定一問一答問題集B領域編』
7.統計・測定・評価
8.産業・組織
9.健康・福祉
10.犯罪・非行
公認心理師国家試験のブループリントと比べると、これらの領域が公認心理師試験にも出題されることがわかります。
各科目の最後には「実力確認問題」があります。
心理学検定一問一答問題集A領域編の使い方
『心理学検定一問一答問題集』の問題形式は、〇×式や選択式ではないので、答えを再生する必要があります。
公認心理師の国家試験はマークシート、つまり再認の方式なので、一問一答問題集の方が難しくなっています。
再認よりも再生で勉強した方が覚えられたかどうかを確認しやすいので、実際の試験よりは難しくなりますが、試験対策には適した問題集と言えます。
問題の難易度としてはおそらく公認心理師国家試験より難しいと思われます。かなり細かいところまで問題になっているため、心理学の基礎をしっかりと身につけるために役立つ問題集と言えます。
『心理学検定一問一答問題集』を完璧に解くことができるようになれば、公認心理師試験の心理学分野はかなりの点数が取れるかもしれません。
各科目の最後にある「実力確認問題」は〇×形式になっているので、覚えたことの確認として使えると思います。
公認心理師などの心理系資格を取ろうと思う人は心理学好きが多いと思うので、楽しみながら勉強できるかもしれません。公認心理師試験とは関係なく、心理学の知識を深める目的で使うのもいいでしょう。