精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019

過去問が存在しない第1回公認心理師国家試験。その試験対策で参考になるのが、『精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019』です。

精神保健福祉士は精神科領域の福祉職の国家資格であるため、精神科領域でも活躍が期待される公認心理師と重なる試験内容があると考えられます。福祉分野の問題があることも、問題集として『精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019』が役立つポイントです。

できる限り多くの問題を解き、知識の定着を図るためにも、活用していきたい問題集と言えるでしょう。

それでは、『精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019』を見ていきましょう。

精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019の構成

『精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019』は、第18回~第20回の全問題が掲載してあり、すべての選択肢に対して解説が書かれています。ただ問題を解くだけでなく、その選択肢がなぜ〇なのか、なぜ×なのかということも知ることができます。

3年分の精神保健福祉士試験が掲載されているので、全489問とかなり多くなっています。ただ、公認心理師試験には出ない科目も含まれているので、すべてを解く必要はありません。

精神保健福祉士の国家試験の科目は、次のようになっています。

専門科目
1.精神疾患とその治療
2.精神保健の課題と支援
3.精神保健福祉相談援助の基盤
4.精神保健福祉の理論と相談援助の展開
5.精神保健福祉に関する制度とサービス
6.精神障碍者の生活支援システム

共通科目
1.人体の構造と機能及び疾病
2.心理学理論と心理的支援
3.社会理論と社会システム
4.現代社会と福祉
5.地域福祉の理論と方法
6.福祉行財政と福祉計画
7.社会保障
8.障害者に対する支援と障害者自立支援制度
9.低所得者に対する支援と生活保護制度
10.保健医療サービス
11.権利擁護と成年後見制度

『精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019』

科目名を見るだけで、明らかに必要なさそうなものがわかると思います。それと同時に、明らかに必要なものというか、公認心理師の国家試験と重なるところもわかります。

精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019の使い方

『精神保健福祉士国家試験過去問解説集2019』を使った公認心理師国家試験の試験対策は、すべての問題を解くより、必要な科目だけを解いていく方がいいでしょう。

専門科目の中から選ぶとしたら、「精神疾患とその治療」、「精神保健の課題と支援」などがいいと思います。「精神保健福祉に関する制度とサービス」、「精神障害者の生活支援システム」も関連がありますが、福祉の要素が強いため、公認心理師国家試験の試験対策には向かなそうな印象です。

共通科目では、「人体の構造と機能及び疾病」、「心理学理論と心理的支援」、「保健医療サービス」でしょう。

さらに加えるとしたら、「障害者に対する支援と障害者自立支援制度」、「低所得者に対する支援と生活保護制度」になると思います。ただ、「障害者に対する支援と障害者自立支援制度」、「低所得者に対する支援と生活保護制度」は福祉の要素が強いので、公認心理師国家試験対策にはあまり向かないかもしれません。

公認心理師の国家試験のブループリントと照らし合わせてみると、「精神疾患とその治療」、「人体の構造と機能及び疾病」については同じ科目があります。これはそのまま使えます。

精神保健福祉士試験の「精神保健の課題と支援」、「精神保健福祉に関する制度とサービス」、「精神障害者の生活支援システム」、「障害者に対する支援と障害者自立支援制度」、「低所得者に対する支援と生活保護制度」はいろいろな分野にまたがっているので、公認心理師試験では「健康・医療に関する心理学」、「福祉に関する心理学」、「教育に関する心理学」、「司法・犯罪に関する心理学」、「産業・組織に関する心理学」、「公認心理師に関する制度」などに関係するかもしれません。

精神保健福祉士試験の「心理学理論と心理的支援」は、公認心理師試験ではメインになるところなので、心理職として間違えたくない科目です。

問題集は正解数を増やすことが目的というよりは、問題を解きながら、その根拠が正しかったかを確認することを目的にした方がいいと思います。

そのため、「正しいものを1つ選べ」という問題でも、それぞれの選択肢に対して正誤判定を個別をするといいでしょう。その問題を正解することが目標ではなく、そこに出されている内容や選択肢の内容について理解することが重要なので、それぞれの選択肢単位で解答していくことをお勧めします。

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